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表情豊かな動物や人間たちの描写が味わい深い イソップ12の物語

「町のネズミといなかのネズミ」などの名作からあまり知られない作品まで、ツヴェルガー自身が数あるイソップ物語のなかから選んだ珠玉の12編。

簡潔でウイットに富んだ寓話を、インクと水彩による繊細な線とやわらかな色彩であざやかに表現しています。

リスベート・ツヴェルガー 絵/イソップ 原作
吉田新一 訳・解説
定価:本体1,748円(税別)
25×27cm/28ページ/オールカラー
全国学校図書館協議会選定図書
日本図書館協会選定図書

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STORY

「町のネズミといなかのネズミ」

町のネズミが、いなかにいるいとこをたずねました。いなかのネズミはまずしくて、質素なくらしをしていましたが、この遠来の客をもてなすために、おおむぎ、どんぐり、のいちご、だいずなど、ありったけの食べ物を出して歓迎しました。町のネズミは、出されたものをつまんだりつついたりしたあげく、いいました。

「きみは、いつもこんなまずいものを食べているのかい? 畑のかすしかないようなところによくすんでいられるね。いなかのごちそうは、せいぜいこんなものだろう。ひとつぼくといっしょに町へきたまえ。ネズミのほんとうのくらしというものを見せてやるから!」

「月の親子」

あるとき、月の子どもがおかあさんに「服をつくってください。」と、おねがいしました。でも、おかあさんはことわりました。

「まあ、どうやってつくれというの? あなたに合う服なんかつくれませんよ。いま三日月かと思うと、こんどは満月、そのあいだもあなたはいつも形がちがうでしょう。」

リスベート・ツヴェルガー

この作家の絵本

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