COLUMN コラム

社内報のインタビュー時は、相手への感謝を忘れずに

2022.06.01 2023.08.18更新 社内報制作の基礎

社内報のインタビュー時は、相手への感謝を忘れずに

多くの人の協力で実現するインタビュー取材。「ありがとう」の気持ちを忘れずに取り組みましょう。

インタビュー取材の道具

カメラは撮影のほか、ホワイトボードなどのメモを押さえるのにも便利! 名刺は、たとえ社内の人が相手でも交換しておくと、氏名や部署名、役職名を後で確認するときに役立ちます。

インタビューの相手と機会に感謝

会社のトップや他部署の人たち、さらには社外の著名な人まで─。インタビュー取材は、普段会えない人たちから直接話を聞かせてもらえる、非常にありがたい機会です。まずは、こうした機会に立ち会えることに感謝しましょう。

また、インタビューに登場する人は、誰もが多忙な人ばかり。インタビュー相手はもちろん、多くの人の協力で調整が進み、ようやくインタビュー取材が実現するのです。インタビュー相手にあいさつするときも、ぜひ、こうした感謝の気持ちを伝えてみてください。

インタビュー中も、相手へのリスペクト(敬意)は常に忘れないように心掛けましょう。同時に、気持ちだけではなく、社員に伝えたいことを話の中から丁寧に集めていくインタビュアーとしての冷静さも忘れてはいけません。

インタビュー力を高めるポイントは、相手の信頼を勝ち取るコミュニケーションマナーと、段取り(時間配分)などのテクニック。インタビューに立ち会える感謝の気持ちと、社員(読者)を代表してインタビューに臨んでいる立場を忘れず、相手の言葉を上手に引き出しましょう。

インタビュー取材時のコツ

集合10分前には現場へ

遅刻は絶対にダメ! 一気に相手の信用を失い、インタビューで役立つ話を引き出すのは難しいでしょう。取材場所へ早めに到着しておけば、現場ならではの雰囲気や取材のヒントもつかめます。心の準備も含め、少なくとも10分前には現場に到着しておきましょう。

インタビューのテーマは最大3つ

インタビューのテーマは、優先順位を付けて3つぐらいに絞りましょう。グループ化がポイント。例えば、新入社員へのインタビューであれば「1.学生時代に取り組んだこと(いままでのこと)」「2.仕事で頑張りたいこと(これからのこと)」「3.座右の銘は?(人となり、性格)」など。
テーマが多過ぎると、相手も全体像がつかみづらくなってしまいます。逆にテーマを絞っておくと、質問の流れ(順番・構成)を分かりやすく整理できます。聞き忘れや質問漏れを防ぐことができますし、テーマごとにどのくらい話を聞いたかなど、取材中の時間管理もしやすくなるはずです。
インタビューのテーマは、企画ともかかわってきます。思いがけない話が聞けることもインタビューの醍醐味ですが、企画の時点でどのような記事・コーナーにしたいか切り口を決めて、全体のかじ取りをすることも大切です。

知ったかぶりは厳禁

インタビュー相手の専門分野について、あなたが詳しく知らないのは当然です。分からないときは、「すいません。もう少し分かりやすく教えてください」と伝えてみましょう。社員(読者)に正しく伝えるには、取材時に社内報担当者が正しく理解しておくことが不可欠です。

対応は臨機応変に

インタビューは、必ずしも事前の想定通りに進むとは限りません。むしろ、予想外の面白い話題が飛び出したり、1つの質問を深く掘り下げたほうが社員(読者)にとって良い情報になるのではないかと感じる場合もあります。時には、企画を修正する柔軟な判断も必要です。だからと言って、行き当たりばったりインタビューはNG。事前に準備をして、方向性を決めておくからこそ、想定よりも面白い話が出てきたときに企画修正の判断ができるということを意識しましょう。

まずは相手をリラックスさせよう

相手の中にはインタビューに緊張する人も。いい取材のためにも、ぜひ、相手にリラックスしてもらいましょう。あいさつ時に「素敵なスーツですね」、「きれいなオフィスですね」など、あなたが感じたことを伝えてみましょう。そのうち、相手の表情も柔らかくなってくるはずです。

質問は簡潔に

質問時に言葉を継ぎ足すと話が長くなりがち。要点がつかみづらい質問は相手を不快にさせます。例えば、「新規事業の戦略を教えてほしいのですが、●●さんから~という話を伺って……■■さんはどのようにお考えですか」などと質問をするのではなく、「新規事業の戦略を教えてください。●●さんからは~と伺っていますが、■■さんはどうのようにお考えですか?」とインタビューで聞きたいことを冒頭で簡潔に述べましょう。句点「。」で短く区切るのがコツです。

数値や固有名詞は相手に見せる

インタビューの中で出てきた数値や、人名、地名などの固有名詞は、誰もがメモすると思います。そのとき、インタビュー相手にメモを見せて確認するのがオススメです。聞き間違えを防げるのはもちろん、正しく伝わっていることが分かればインタビュー相手も安心してくれます。

常に時計を意識

気を付けたいのが時間の配分。大まかな区分と、予備の時間をあらかじめ意識しておきましょう。60分の場合でも、実質的なインタビュー時間は45分程度です。

インタビューの時間配分の例(60分の場合)
「あいさつ・趣旨説明(5分)」→「テーマ①(15 分)」→「テーマ②(15 分)」→「テーマ③(15 分)」→「予備、モレの確認(5分)」→「締め・お礼(5分)」

思わぬ話で盛り上がったり、深堀したくなる話が出てくることもありますが、このように時間配分をあらかじめ決めておくと、インタビュー全体のコントロールがしやすくなります。

インタビューで一番大切にしたいことは、相手への感謝の気持ち。
お礼を言葉にして伝えることはもちろん、事前の準備期間や当日のインタビュー中も相手への敬意を忘れずに!

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