2022.09.22 ワークショップ
広報活動における動画活用の広がりが、ますます加速中です。太平社で制作する広報ツールにおいても、動画コンテンツと連動した事例が多数あり、動画制作の依頼も増えています。
一方で、WEB社内報などで展開するため、広報担当者様ご自身で簡単な動画を制作したいというニーズも。今回は、ある企業様からのご相談を受けて、初めての方でも動画編集の基礎を学べる出張ワークショップを開催しました。NHKの番組ディレクターなどを務めたプロのビデオグラファーが直接指導し、初心者でも今日からできる動画づくりのノウハウやポイントをお伝えしています。当日の様子をレポートします。
今回ご参加いただいたのは広報部の4名。基礎を一日でさらいたいとのご要望にお応えして、オリジナルのプログラムやサンプル動画素材をご用意しました。講習後もそのサンプルを活用して、社内制作の動画をアレンジしたり、編集方法を自習したりできます。
プログラム
■最近の動画のトレンドってなに?
■「動画」の基本は「構成」
■実際に「動画」を作ってみよう
まずはいきなり編集ソフトやカメラを操作するのではなく、「構成を組み立ててから撮影に臨む重要性」についてお伝えしました。初心者が陥りがちな「撮ってみてから編集を考える」というマインドではなく「視聴者に伝わる動画にするためには、どんな見せ方をして、どんな素材が必要か」という準備の有無が、クオリティを左右します。参加者の皆様にとっても新鮮な学びだったようです。
座学中心の午前に続き、午後はより実践的な「撮影」と「編集」にチャレンジいただきました。「社員へ向けた社長メッセージ動画」を想定して、参加者がそれぞれ「社長役」「カメラマン役」などに分かれて動画撮影を体験。話者へのキューの出し方や、撮影時に前後を長めに撮っておくなど、現場を知り尽くしたプロならではのコツをお伝えしました。
「話す方も緊張しますね」と体験して初めて分かることも多い
撮ったばかりの動画をPCに読み込み、さっそく編集を行います。動画編集ソフトには数えきれないほどの多種多様な機能が備わっていますが、実はプロも全機能を把握して使用しているわけではありません。「動画編集はハードルが高いように見えますが、必要な機能を押さえて、操作しやすい環境をつくることができれば、心配する必要はない」と講師は話します。
中にはほとんど編集ソフトやカメラを触ったことがない参加者の方もいらっしゃいましたが、不明点は講師がその場ですぐにお答えし、操作方法も直接お教えするので、疑問を後に残しません。参加者一人ひとりに講師の目が行き届く少人数での開催だからこそ、実践的なスキルを身に付けていただけます。
最初は不安そうに編集ソフトや機材を扱っていた皆さまも、講師が基準となる設定や考え方をきちんと説明してお教えすることで、自信をもって操作ができるようになっていきました。
参加者からはこんな声を頂いています。
動画制作にチャレンジしてみたいけれど、複雑そうで躊躇している…という担当者様も、最初にこちらのワークショップを受けていただければ、スムーズに社内制作を始められる内容になっています。ぜひご検討ください!
太平社では他にも「一眼レフ撮影」「校正・校閲」「取材」「ライティング」など、広報ツール制作に役立つワークショッププログラムを開発しています。今回ご紹介したように、企業様へお伺いし、個別のお悩みやご要望にお応えする出張型のワークショップも大変好評です。プログラムも随時新しいものを開発していますので、ご興味のあるご担当者様はお気軽に問い合わせください。
「ゼロから始める動画制作ワークショップ」の講師を務めるビデオグラファーが、見たくなる動画の作り方について語ったインタビュー記事が、広報担当者向け情報誌『SHARE』のvol.08に掲載されています。ぜひご覧ください。