2024.05.16 SHARE
太平社が社内報制作のお手伝いをさせていただいている横河電機様のBtoBブランディングの軌跡をまとめた書籍が発売されました。その名も『未来への共創 Co-innovating tomorrow 横河電機が挑んだリブランディングの軌跡』。
100周年の節目を見据えて取り組みをスタートした同社のリブランディング。BtoB企業のこうした取り組みについて、内情を知れる貴重な書籍となっています。どのようにブランドの再構築が動き出したのか、プロジェクト体制は、現状整理のためのアプローチ手法は、社内外へのコミュニケーション活動は。次から次に惜しげもなく公開される、ブランディングの現場で実際に起きた物語にきっと没入してしまうはずです。
周年の節目を控えて、何から手をつけていこうかと考えている広報担当者、ブランド担当者の方も多いのではないでしょうか。そんな方にとって必読の書であることはもちろんのこと、BtoB企業のブランディングについて実践的な学びを得たいという方の期待にも応えてくれる一冊となっています。
ブランディングの取り組みが評価され「Japan Branding Awards 2018」を受賞した横河電機様。社内報では「ブランドの力」を特集し、グローバル企業との競争のなかで価値を発揮し続けるうえでブランドがいかに重要かを解説。太平社が長年お手伝いさせていただいている広報の取り組みが、コーポレートブランディングに寄与していることを改めて実感し、大きな励みにもなりました。
中期経営計画への社員の参画について触れたページも、広報担当者の興味を掻き立てられるのではないでしょうか。「中計は、社内におけるブランディングにとって非常に重要な機会」「社員が参画しコミットするパーパス」という考えのもと、中計やパーパス策定に取り組んだ具体的なプロセスが、順序立てて紹介されているのも見どころです。
中央大学名誉教授の田中洋氏、事業構想大学院大学学長の田中里沙氏、一橋ビジネススクール客員教授の名和高司氏など、さまざまな企業のブランディングの実態を見てきた有識者らが、同社の取り組みについて語った興味深いページも本書にさらなる奥行きを与え、帯に記された「経営手法としての企業ブランディングとは何かを教えてくれる探求の書!」という言葉にも頷ける一冊に。
エピローグには、ブランディング推進チームのメンバーによる文章が寄せられています。その中にあった言葉を読んだとき、ブランディングに関わる仕事へ向かう私たちの熱量を、一段上げてもらったような気さえしました。
ブランド露出のための予算を増やすことは、一朝一夕でかなうものではありません。だとしたら、何から着手できるのか……。まずはブランドをシステムとして考え、ばらばらな方向に向いているアセットをブランド価値として束ね、社員をブランドアンバサダーとして動機付けることはできないか。ここから私たちのブランド再構築プロジェクトは始まりました。
(Epilogueより)
具体的な取り組み事例が満載で、読んでいくと、自社の状況と照らし合わせながら、施策アイデアが浮かんでくる。そんな前向きになれる一冊。広報担当者の方にぜひお薦めです。
Prologue 横河電機のブランディングの歩み
Chapter 1 契機 創立100周年を前にして動き出したブランドの再構築
Chapter 2 初動 「Co-innovating tomorrow」の誕生
Chapter 3 浸透 社外への認知度向上と社内への啓蒙活動
Chapter 4 展開 製品、サービス、ソリューションの領域におけるブランディング
Chapter 5 発展 社員参画による「パーパス」策定とブランディングの新たな展開
Epilogue 横河電機のリブランディングに込めた想い
『未来への共創 Co-innovating tomorrow 横河電機が挑んだリブランディングの軌跡』
編著:横河電機ブランドブック政策委員会