COLUMN コラム

インタビュー(対談・座談会)を上手に撮る方法

2023.09.26 写真撮影Tips

インタビュー(対談・座談会)を上手に撮る方法

企業のWEBサイトやSNS、各種パンフレット、社内報などのクオリティにも大きく影響する写真撮影。最近は撮影機材の進化とともに、担当者さまが自ら撮影した写真を使用するケースも多くなってきました。そんな中、「もっとうまく写真を撮りたい」「どうしたらあんないい感じの写真が撮れるかコツを知りたい」という方も多いのではないでしょうか。

この連載では、「一眼レフを使って撮影をしたい!」という方に向けて、一眼レフカメラの基礎知識、制作に使うための写真の撮り方のコツ、社内のよくある撮影シチュエーションでの撮り方など、初心者の方にも役立つ撮影Tipsをお伝えしていきます。ぜひこちらの記事を読んで、担当者さまならではの視点・タイミングでしか撮れない、ベストショットを狙ってくださいね。過去の連載記事はこちらから。

Vol.8となる今回は、インタビュー(対談・座談会)の撮影についてお伝えしていきます。社内報や採用パンフレット等で、担当者さまがこういったシーンを撮る機会は多いのではないでしょうか。撮影前の準備や配置の仕方など、覚えておきたいポイントをお伝えします。

場の準備は念入りに

インタビューは、落ち着いてお話ししていただける会議室等で実施されると思います。撮影をするためにも、会場の事前準備は必須です。まずは光の位置を確認し、被写体をどこにどの向きで座らせるか決めておきましょう。背景に掲示物など余計なものが入らないように外し、事前に不要ないすや机を片づけておけるとインタビューをスムーズに始められます。被写体の方がいらっしゃったら、前回のコラムでご紹介したように、身だしなみチェックも忘れずに。
また、机の上のペットボトルや文房具などは、写真の中で意外と目立ちます。お話しいただく際には、インタビューシートやメモを見てもらったり、水分を取ったりしながらリラックスした雰囲気で進めるのが良いですが、撮影する間だけは写らないように動かしておくなど注意が必要です。

○○を入れるとインタビュー写真が上手に撮れる

話している被写体を撮影するときは、何回もシャッターを切ってください。動いてぶれたり、瞬きをしたりしてしまうかもしれません。いい表情を逃さないよう、カメラは常に構えていましょう。手持ちでいろいろと動きながら、良いアングルを探ってみてください。

1人にフォーカスした写真を撮る際には、あえてインタビュアーや他の被写体の後ろ姿をぼかして入れる構図に挑戦してみましょう。あくまで被写体が主役となるよう、ぼかす人は少しだけ画面に入れます。遠近感が出て単調になるのを防げますし、会話している現場の雰囲気も伝わります。

加えて、被写体の手を入れるように写すのも、上手に撮るコツの一つです。手が入っていると、動きが感じられる写真になります。もし、インタビュー後に写真撮影できる時間の余裕がある場合は、「手を動かしながら説明している感じでお願いします」と、具体的に被写体に指示をしてあげましょう。趣味やご家族の話をしていただいて、表情が柔らかくなるのをねらうのもいいですね。

手を画面に入れることで躍動感が出る

複数人(対談・座談会)を撮るコツ

座談会や対談で複数人の被写体がいる場合は、①それぞれ1人ずつにフォーカスした写真、②2人以上を入れた会話している様子が伝わる写真、②全体を伝える写真(集合写真)の3パターンくらいは押さえておきたいところです。誌面の中でバリエーションを出しつつ、読者に状況を伝えることができるでしょう。

複数人の表情を押さえるのは難しいですが、上記の写真のように机の角を挟んで座ってもらうと表情を写しやすくなります。3-4人を写す場合でも使えるテクニックです。
話している雰囲気を撮りたい時は、ちょっと大げさなくらい、話している人の顔や目を見てもらうのがおすすめです。実際の会話では、ずっと話している人の目を見続けている人はいないと思いますが、撮影の時にはカメラマンからの指示出しで、雰囲気を演出することも大切です。

いかがでしたでしょうか。コツを覚えてしっかり事前準備を行えば、インタビュー撮影も担当者さまご自身でばっちり行えるようになると思います。ちょっとしたコツで写真のクオリティはアップしますよ。次回は、集合写真についてお伝えします。集合写真は難易度が高く、いくつかポイントがあるのでぜひチェックしてみてください。

太平社では、担当者様向けに一眼レフカメラやスマホカメラを使った撮影ワークショップも随時開催しています。当社が過去に開催したワークショップのレポートはこちらからご覧いただけます。

写真撮影ワークショップについてのレポートや、広報用撮影の経験が豊富なカメラマンへのインタビュー記事は広報担当者向け情報誌「SHARE」でも掲載中です。ご興味のある方は下記よりお申し込みください。

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