COLUMN コラム

社内報で使える!ポートレート撮影のコツ 
チェックリスト付き

2023.08.24 写真撮影Tips

社内報で使える!ポートレート撮影のコツ チェックリスト付き

企業のWEBサイトやSNS、各種パンフレット、社内報などのクオリティにも大きく影響する写真撮影。最近は撮影機材の進化とともに、担当者さまが自ら撮影した写真を使用するケースも多くなってきました。そんな中、「もっとうまく写真を撮りたい」「どうしたらあんないい感じの写真が撮れるかコツを知りたい」という方も多いのではないでしょうか。

この連載では、「一眼レフを使って撮影をしたい!」という方に向けて、一眼レフカメラの基礎知識、制作に使うための写真の撮り方のコツ、社内のよくある撮影シチュエーションでの撮り方など、初心者の方にも役立つ撮影Tipsをお伝えしていきます。ぜひこちらの記事を読んで、担当者さまならではの視点・タイミングでしか撮れない、ベストショットを狙ってくださいね。過去の連載記事はこちらから。

Vol.7となる今回は、ポートレート撮影についてお伝えしていきます。社内報や採用パンフレット等で、社員の写真を担当者さまが撮る機会は多いのではないでしょうか。広報ツールの制作において、使いやすいポートレート写真を失敗せずに撮るコツ、ぐっと見栄えが良くなる方法をお教えします!

服装や背景は大丈夫? ポートレート撮影のチェックリスト

撮影に慣れているプロのモデルと違って、一般の方は写真を撮られることに慣れていません。いきなりカメラを向けられると、表情が硬くなってしまったり、不自然な様子になってしまったり…。まずは、お話ししながら自然な笑顔や雰囲気を引き出していきましょう。インタビューとセットで行う場合は、先にインタビューを実施し、緊張がほぐれてから写真を撮るようにするのもちょっとしたコツです。

被写体の雰囲気がほぐれて、さあ撮影!という段になったら、次のことをチェックしましょう。チェックが抜けていると、写真を撮り直さなければいけない事態になることも。「早く撮って終わらせないと」と焦る気持ちを押さえて、落ち着いて抜け漏れがないか確認しましょう。

ポートレート撮影前のチェックリスト

  • ☑ 被写体のネクタイや襟、服のすそ、髪の毛が乱れていないか
  • ☑ (可能なら)マスクや、首から下げているカードホルダーなどを外してもらう
  • ☑ 被写体のポケットに余計なものが入っていないか(ペンや携帯電話など不要なら外す)
  • ☑ 社章や名札などを規則に従って身に付けているか(忘れて撮り直すことが多いミス)
  • ☑ ヘルメットや帽子で顔が暗く影になっていないか
  • ☑ 背景に社外秘の資料などがないか(ぼかすか、片づける)

ポートレート撮影後のチェックリスト

  • ☑ 手振れやピンボケになっていないか
  • ☑ 被写体がまばたきをしていないか
  • ☑ 被写体が眼鏡をしている場合、反射していないか
  • ☑ 被写体の体の一部が切れてしまっていないか

前回のコラムでもご紹介した、デザインに合わせた構図を考えるためのチェックリストも併せて押さえておきたいところです。ぜひ活用してください。

  • ☑ 写真は縦か横か
  • ☑ 写真の掲載位置と使用サイズ
  • ☑ 写真に文字を載せるデザインの場合の余白感
  • ☑ 冊子の場合、写真を載せるのは右ページか左ページか  
      (人物写真の場合、冊子のノド(綴じている方)を向いていると自然な印象を与えます)
  • ☑ 人物写真の場合、全身か上半身か

撮影中はコミュニケーションに集中できるよう、撮影場所のセッティングや、どこに立ってもらうかなどは事前に済ませておけるとよいでしょう。可能なら、三脚を使って撮影してみてください。カメラを固定したまま被写体の身だしなみを整えたり、指示を出したりできるので非常に便利です。

ポーズを付けてみよう

企画意図や誌面の登場場面などを考慮してポーズを付けられると、見映えがぐっと良くなり、簡単にクオリティを上げることができます。次の写真を見てみましょう。

表情が硬く、体が正面を向いているだけで動きがないため正面写真のように感じてしまいます。そこで、被写体とコミュニケーションを取りながら、ポーズを指示できると次のように写真の印象を変えることができます。

自然な笑顔で柔らかい雰囲気が引き出せていますね。社員紹介や明るい話題の誌面なら、写真の印象も良くマッチしそうです。被写体は真正面ではなく少し斜めから撮影し、腕を組んだり、手すりに手を掛けたりしていることで、動きのある写真になりました。他にも、振り向いてもらったり、手を組んでもらったり、話しているときのように手を動かしてもらったり、上半身だけでもさまざまな動きを付けることが可能です。被写体のちょっとしたポーズで、写真の印象は大きく変わります。

また、カメラ目線をやめてみるのも、自然なポートレートを撮るコツの一つです。パソコンや携帯電話、手帳などの仕事道具を使っている場面や、話し相手役を作って、打ち合わせをしているような場面を写すのもおすすめですよ。

いかがでしたでしょうか。ポートレート撮影をレベルアップするためのTipsは、決して難しくありません。事前にしっかり頭に入れて撮影に臨み、被写体の方が喜んでくれるような写真を目指しましょう。
次回は、ポートレート撮影に続き、インタビュー風景や座談会風景を撮影するコツをお伝えしていきます。

太平社では、担当者様向けに一眼レフカメラやスマホカメラを使った撮影ワークショップも随時開催しています。当社が過去に開催したワークショップのレポートはこちらからご覧いただけます。

写真撮影ワークショップについてのレポートや、広報用撮影の経験が豊富なカメラマンへのインタビュー記事は広報担当者向け情報誌「SHARE」でも掲載中です。ご興味のある方は下記よりお申し込みください。

お問い合わせ・ご相談

お問い合わせやご相談をされたい方は、
お気軽にこちらのフォームよりご連絡ください。

お問い合わせ

資料請求

当社会社案内、実績集などをご提供しています。
お気軽にご活用ください。

資料請求

お電話でのお問い合わせはこちら

TEL : 03-3631-7194

平日9:00~18:00まで

Copyright © 2021Taiheisha.LtdAll Rights Reserved.