2022.08.18 社内報制作の基礎
「知っておきたい! 社内報制作に必要な編集用語①」に引き続き、編集に使われる用語をご紹介します。普段使い慣れない用語も数多く登場しますので、前回のコラムとあわせて、楽しんで覚えてみてください。制作会社とのやりとりもきっとスムーズになりますよ。
P1(表紙)、P2(表2)、裏表紙(表4、裏表紙の1つ前のページ(表3)の4ページ分を指します。
デザインをつくり込む前に、完成イメージを示した見本。comprehensive layout(包括的レイアウト)の略語です。
入稿したテキスト原稿や写真が、指示通りになっているか確認するための校正紙。校正刷りとも言います。
ひととおり修正を終えた段階で、ゲラを通しで読むこと。編集者というよりも読者目線でチェックしていきます。
「様々」→「さまざま」のように、漢字からひらがなにすることを「開く」と言います。逆はもちろん「閉じる」ですね。
見開き全体のうち、上下左右の余白を除いた部分を「版面(はんづら、はんめん)」と言います。冊子中央の折り目が「ノド」。見開きの両側が「小口」です。
粗い写真を入稿したものの、後で解像度の高い写真に差し替えることが決まっている場合など、ゲラに「アタリ」と書かれていることがあります。こんなときは早めに本番の写真へ差し替えましょう!見当(アタリ)をつけるという意味から生まれた言葉です。
読み方が難しい漢字があったとき、その言葉の上にひらがなやカタカナで読み方を記すことを「ルビ」を振ると言います。
一般の新聞を半分に折ったサイズ(40.6×27.3cm)がタブロイド判です。手軽に畳めて持ち運びが便利。一覧性にも優れています。
タイトルや小見出しなどの背景に敷く、横長に伸びたデザインを「オビ(帯)」と呼びます。前後のコーナーで区切りをつけたいときなどに使われます。
写真のある部分を際立たせたいときや、使わない部分をカットするときに特定の部分だけを切り出す作業です。平凡な写真もトリミング次第で迫力あるものに変わります。
「〓〓」や「●●」の文字のこと。「〓」は履物であるゲタの裏側にそっくりですね。入稿時、写真に出ている人の名前がすぐに確認できず、キャプションにとりあえず入れておく場合などに使います。キーボードで「げた」と打つと出てきますよ。
シアン(cyan/藍)、マゼンタ( magenta / 赤)、イエロー(yellow/黄)、キープレート=ブラック(keyplate=black/黒)の4色。色の三原色はRGB(red/赤、green/緑、blue/青)ですが制作の入稿はCMYKで進めます。
修正箇所が指示通りに直ったのを確認し、「これで(印刷工程に進んで)OK!」と校正を完了するのが「校了」。時間がない場合など、最終修正の確認を印刷所に任せるケースを「責了」と言います。この場合、印刷所が責任を持って修正確認します。