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光のコントロール レフ板・ストロボ

2023.06.23 写真撮影Tips

光のコントロール レフ板・ストロボ

企業のWEBサイトやSNS、各種パンフレット、社内報などのクオリティにも大きく影響する写真撮影。最近は撮影機材の進化とともに、担当者様が自ら撮影した写真を使用するケースも多くなってきました。そんな中、「もっとうまく写真を撮りたい」「どうしたらあんないい感じの写真が撮れるかコツを知りたい」という担当者様も多いのではないでしょうか。

この連載では、「一眼レフを使って撮影をしたい!」という担当者様に向けて、一眼レフカメラの基礎知識、制作に使うための写真の撮り方のコツ、社内のよくある撮影シチュエーションでの撮り方など、初心者の方にも役立つ撮影Tipsをお伝えしていきます。ぜひこちらの記事を読んで、担当者様ならではの視点・タイミングでしか撮れない、ベストショットを狙ってくださいね。過去の連載記事はこちらから。

Vol.5となる今回は、ポートレートで活躍するレフ板とストロボの使い方をお伝えします。ポイントが分かれば難しくはありません。写真が明るくきれいに撮れて、クオリティが必ず上がるので、ぜひチャレンジしてみてください。レフ板は、身近にある代用品の紹介もしているので、知っていると役立つはずです。

ストロボの使い方

ストロボは、屋外・屋内問わず、光量が足りないときに使いたいアイテムです。被写体を明るくきれいな色で撮れることはもちろん、シャッタースピードを速めることができるので、手振れの防止にもなります。

おすすめはクリップオンストロボといって、カメラとは別売りで、カメラ本体の上部に取り付けられるタイプのものです。

 

使う際のポイントは、特別な意図がある場合を除いて、被写体の真正面からは光を当てないこと。一見被写体が明るく写って良さそうに思うのですが、真正面から光を当てると、顔がテカテカと光ってしまったり、のっぺりと立体感がなくなったり、背景が暗い印象に写ったりしてしまい、自然な印象にならないためです。ちなみにカメラに内蔵されているフラッシュは、角度を変えられない上に光量も多くないので、使わないことをおすすめします。

ストロボを被写体の真正面に当てて撮った写真
顔に立体感がなくなり、いかにも「フラッシュで撮りました」という雰囲気の写真に…

屋外で撮影する場合は、クリップオンストロボと併せて、「トリガー」という、カメラから離れたところでストロボを使えるアイテムも欲しいところです。ストロボを被写体の左斜めや右斜めなど、顔が明るくなりつつ、立体感が消えない位置に設置して使うと良いでしょう。

一方、室内で撮影する場合かつ、天井が白色の場合は、カメラに取り付けたストロボを天井に向け、光をバウンスさせて撮るのが簡単でおすすめです。白い天井に光が反射して、被写体全体にふんわりと光が回り、自然な光で撮影することができますので、ぜひやってみてください。室内の蛍光灯の光は、顔色があまり良く写らないので、クリップオンストロボがあるのであれば、積極的に使っていきましょう。

レフ板の使い方

レフ板は、影をなくしたい部分に光が当たるようにできるアイテムです。ポートレート撮影でよく使われるのは、光を柔らかく反射する白色や銀色の布を張った丸型のもので、軽量かつたたんで小さくできる点も、持ち運びに便利で扱いやすいと思います。
では、なぜレフ板がポートレートに効果的なのか、まずは下の写真を見てみましょう。

着物の女性の顔の向かって左側に影が入って、少し暗い印象ですね。一方、向かって右側は明るいので、こちらに光源があるようです。こういった場合には、レフ板を女性の正面左側から当てて右からの光を反射させると、左側の顔の影が消えて全体が明るく写るでしょう。

レフ板を当てる位置とイメージ

一方、レフ板で被写体にうまく光を当てている写真のイメージが次です。

光源は女性の後ろにあり、帽子もかぶっているので、通常であれば顔の正面は全体が暗くなってしまいます。ところが、顔がしっかり明るく写っているのは、女性の正面からレフ板で光を当てているからでしょう。

レフ板は一つ持っていると便利ですが、シーツなどの白い布や、コピー用紙などの白い紙、ホワイトボードで代用することも可能です。白い服を着ていただくことでも、お顔が少し明るくなるでしょう。被写体が座る場合は、ひざ掛けのように白い布を膝にかけて撮るのも、お顔が明るく写っておすすめです。

身近なものでもレフ板の代わりになります

いかがでしたでしょうか。悪条件下でもちょっとしたアイテムを使えば、光をコントロールでき、イメージ通りの写真が撮れるようになるはずです。
次回は、構図についてお伝えしていきます。構図を意識しながら撮影できると、また一段と写真の仕上がりがレベルアップしていきますのでお楽しみに。

太平社では、担当者様向けに一眼レフカメラやスマホカメラを使った撮影ワークショップも随時開催しています。当社が過去に開催したワークショップのレポートはこちらからご覧いただけます。

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