COLUMN コラム

【悩み相談】社内報の新入社員紹介の企画アイデアをご紹介

2024.01.24 社内報制作の基礎

ご相談内容

今年も社内報で新入社員を紹介する季節が近づいてきました。多くの新入社員から寄稿を集め、ページにしていくのは、手間のかかる作業で大変ですが、頑張りたいと思っています。そんな中、「新入社員の紹介企画を例年と変えてみたいが、いいアイデアはないか?」という声が部内から挙がっています。新入社員への寄稿依頼までに時間の余裕もあまりないですし、果たして、変えることにどれだけの意味があるのかと気が重いです。助言をお願いします。

【悩み相談】社内報の新入社員紹介の企画アイデアをご紹介

さまざまな企業の社内報を制作してきた編集ディレクターの視点からお答えさせていただきます。新入社員紹介において、新しい企画立案に手間暇をかけることに対するお気持ちは、よく理解できます。

一般的に社内報誌面で、もっとも読まれる人気企画は何か。そう、栄えある第1位は、新入社員紹介なのです。どんな仲間が新しく入社してくるのか、気にならない社員はいないでしょう。その紹介の方法に試行錯誤して、毎年見せ方を変えたり、アイデアを盛り込んだりすることを心待ちにしている読者がどれだけいるでしょうか。

読者のニーズはどこにあるのか。きちんとお顔や名前、配属が分かり、その人の個性が垣間見えれば成功としていいのではないでしょうか。いろいろな新入社員紹介ページを作ってきて、「今年の新入社員紹介は例年より好評だった」「今年は不評だった」という声を聞いたことはあまりありません。

それよりも、1年の中で最も多くの社員が手に取り、ページをめくる貴重な人気企画号に、会社としてもっとも伝えたい大事な内容を、別企画として上手に掲載することに注力する方をお勧めしたいです。

一方、多くの社員が読んでくれる新入社員紹介に、自分たちなりの新しいアイデアを盛り込んだり、少し変えてみたりしたくなる気持ちも分かります。そんな時は、「読者のニーズより、作り手側の自己満足に寄り過ぎていないか」とそっと胸に手を当て一呼吸置くようにしています。

上長やメンバーなどが新たに加わった際には特に、「これまでと少し変えてみたい」という感情が湧くことが多いようにお見受けします。そういった場合に使える、いくつかの企画事例をご紹介しますので、一助になれば幸いです。心より応援しています。

新入社員一人ずつの紹介方法

選挙ポスター風

新入社員のお顔がはっきり大きく分かることが、読者の期待を裏切らない最初の関門と考えると、選挙ポスター風の見せ方は王道ですが、大正解の見せ方と言えるかもしれません。
撮影の際にフレッシュさや元気の良さを演出したい場合は、手の位置は胸より高い位置でポーズを作るようにしましょう。証明写真の羅列のようにならないよう、真正面を向くのではなく、左右どちらかの肩を少し前に出すのがコツ。公約よろしく意気込みや自己紹介を短い言葉で写真に重ねることで、それぞれの個性も演出できるでしょう。

自己分析チャートタイプ

一人ひとりの写真は、誌面掲載用に笑顔で撮影することが絶対おすすめ。でも、さまざまな事情で撮影ができず、在りものの証明写真しか掲載できないという場合も。
そんな時は、自分の性格や特徴を示すチャート図を写真に添えて。チャートの5つの項目のうち、4つは体力、社交性など固定にし、残り1つは自由記述にするのが◎。チャート図に明るい色を使えば、スーツ姿の証明写真が並ぶページの印象をぐっと明るくしてくれる効果も期待できます。

プライベート写真インスタ風

自己紹介を兼ねたプライベート写真を新入社員から提供いただけるのであれば、ぐっと楽しい紹介ページになるでしょう。学生時代の思い出、好きな食べ物、バイト風景、ペット、推し活など各自4枚の写真を提供いただき、インスタ風に正方形にトリミングした組み写真で掲載。本人の顔写真も切り抜きで添えましょう。スーツ姿の証明写真であっても、ずっと見ていたくなる個性あふれるページができるはず。

SNSアイコン風

新入社員の皆さんにとっては身近なSNSアイコン。丸くトリミングされたアイコンには、自分の個性や趣味嗜好、大事にしていることなどが滲み出るものです。SNSのアイコン風に自分を表す画像をお寄せください、と依頼すると楽しんで考えてくれるでしょう。
自分の趣味に関連したアイテムを手にした写真でもいいですし、「こうな自分でいたい」と思う写真でもいい。丸い写真で構成されるページは、ポップで親しみやすい雰囲気を演出してくれます。お顔がなるべく見やすいように、1ページ内の掲載個数は少なめで、1点あたりのサイズを大きめにできる場合におすすめのパターンといえます。

自分で作れる自己紹介動画タイプ

誰でも簡単に動画が作れるスマホアプリを使って、新入社員の皆さんに動画で自己紹介してもらう変わり種企画。企画段階では「動画制作はハードルが高いかな」と危惧したものの、新入社員の皆さんは難なくハードルをクリア。こちらの期待以上の動画を寄せてくれたなんてことも。
誌面では、動画の一部のスクリーンショット画像を見せながら、動画への期待感を演出し、掲載したQRコードにスマホをかざして簡単に動画が見られる仕様に。表情や声、動きなどが伝わる動画は、新入社員紹介企画の新しい潮流になっていくかも?!

違った切り口からの企画展開アイデア

新入社員一人ひとりの紹介以外にも、違った切り口からのアプローチを加えることで、特集に展開をつけたメリハリある構成で読者をひきつけることができます。

新入社員アンケート結果をインフォグラフィックで

出身地や趣味、最近ハマっていること、初任給は何に使いたいか、働くうえで大事にしたいこと、会社にあったらいいと思うものなどの共通質問への回答結果を、イラストなどを交えたグラフや表で楽しく表現。
ページを見ながら、社員間のコミュニケーションが生まれるきっかけとなるはず。また、先輩社員にとっては、忘れかけていた新鮮な気持ちが蘇り、働くことの意味を考え直す良いきっかけになるかもしれません。

社会人ライフを楽しむ10のこと

新入社員にこれからの新生活を楽しむコツを先輩社員が伝えながらエールを送る企画。社会人としての基本姿勢から、働くことを楽しむためのマインド、その会社特有の処世術やリフレッシュスポットまで10のポイントで10人の先輩が登場し伝授します。
会社全体で新入社員を見守り、育てていくムードを醸成する企画は、社内の雰囲気を柔らかくする効果もありそう。また、アドバイス内容からその人の意外な一面を垣間見れることもあり、先輩社員同士でも楽しめる企画になるでしょう。

新入社員から先輩への質問

新入社員紹介企画は、新入社員と先輩社員とのコミュニケーションに留まらず、先輩社員間のコミュニケーション促進にも大きく貢献するのがおもしろいところ。
新入社員からの「先輩に聞いてみたい率直な質問」に答えてもらう企画は、普段はあまり聞いたことのない、社員の意外な一面や仕事への考え方が感じられて、先輩社員間でも予想以上に盛り上がるはず。

いかがでしたでしょうか。新入社員企画の誌面デザインサンプルを見てみたい、他にも企画案を教えてほしいという場合は、お気軽に下記よりお問い合せください。

また、社内報に限らず、さまざな広報ツール制作における「お悩み相談」も受付中です。どんなお悩みでも結構です。頂いたお悩みについては、コラム記事などで今後も回答していきたいと思いますので、お気軽に下記よりお寄せください。

関連記事 【社内報】新入社員特集号が続々発行! 新入社員特集号の制作事例を紹介した記事も公開しています。制作の舞台裏についても触れていますので、ぜひご参考に。

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