【×QR活用事例】デジタルコンテンツとの連動で、採用パンフレットに付加価値を

企業が存続する上で欠かせない、採用活動。学生に企業の魅力を届ける採用ツール制作のご相談も、太平社には多く寄せられています。近年はオンライン・オフラインとさまざまなかたちで採用活動が行われ、それぞれの場面に応じた採用ツールが必要です。従来のパンフレットだけでなく、採用サイトや採用動画をどのように組わせてPRするか、悩んでいる担当者様も多いでしょう。そこで今回は、東罐興業様よりご相談のあった高校生向け採用ツール制作の事例をご紹介します。

印象的なデザインで、企業の魅力を伝える

太平社では、2022年から東罐興業様の高校生向け採用パンフレットの制作をお手伝いしています。
高校生の採用活動は、企業と学生が直接やり取りする大学生向けの採用活動とは異なり、企業と就職活動をする高校生を、その高校生が在籍する学校が仲介します。そのような背景もあり、2022年の最初のヒアリング時に「高校生に入社したいと思ってもらえることはもちろん、学校の先生たちの印象にも残り、生徒たちに紹介したいと思ってもらえるようなパンフレットを作りたい」と担当者様から思いを伺いました。

採用パンフレットを通じて企業の良さを読者に伝えるには、さまざまな方法を検討しなければなりません。企業としての存在意義やこれからのミッション・ビジョンを学生にもわかりやすい言葉で解説し、共感してもらう。先輩社員のインタビュー記事を掲載して、学生に自分の働く姿を思い浮かべてもらう、などなど……。

しかし、東罐興業様の高校生向け採用パンフレットは、予算などの都合により誌面が4ページと限られていました。そこで、今回はパッと見て強く印象に残り、端的に企業のイメージを訴求するオレンジと白のストライプを用いたデザインをご提案しました。

このストライプ柄は、東罐興業様が1971年から世の中に送り出している、ロングセラー紙コップのデザインをイメージしたもの。 第一印象の強さだけでなく、東罐興業様の歴史と、遊園地や映画館で誰もが一度は見たことがある紙コップを、実は東罐興業様が作っているということを訴求しています。

読者がより読みやすいかたちへ

また、今回はより気軽にパンフレットの内容を高校生たちに読んでもらえるよう、デジタルメディアにも掲載したいというご相談がありました。

紙媒体の内容をデジタル化する際、 よく用いられるのがPDF。しかし、高校生など若い世代ではネットを利用する際にパソコンよりもスマートフォンを用いることのほうが多いという傾向もあります。見開きのPDFだとスマートフォンの縦長画面では読みにくく、単ページにしてしまうと見開きのデザインが崩れてしまうなど、さまざまな問題が。
こうした問題を解決すべく、当社の「×QR（クロスキューアール）」を用いたスマホサイトの制作をご提案しました。

「×QR」は、スマートフォン向けデジタルコンテンツ作成に特化したサービス。今回はパンフレットの内容がある程度固まった段階で、太平社の担当ディレクターが文章や写真などの素材をスマートフォンの画面でも見やすいかたちに再編集。縦長の画面で見ても違和感がないよう、掲載順などを考慮しながらスマホサイトを構築し、担当者様にも実際にスマートフォンの画面でご確認いただきながら、パンフレットの内容をデジタルメディアへと落とし込んでいきました。

今回はサイトの作成のみでしたが、「×QR」ではその他にもアンケートフォームの作成やおみくじなどのコンテンツも簡単に作成可能。QRコードで紙とデジタルを連携させるので、読者にアプリを導入してもらう必要もありません。
また、作成したデジタルコンテンツにアクセスしたユーザー数なども集計することができるので、紙媒体では難しい効果測定も可能です。

太平社では、お客様ごとの状況やご要望に応じて、採用パンフレットだけでなく、採用サイトや採用動画制作のお手伝いも可能です。また、各ツールの制作だけでなく、それらを組み合わせて、効果的に企業の魅力を学生に届けるサポートもいたします。

今後発行予定の「SHARE」vol.11では、紙とデジタルコンテンツ両方を活用した情報の発信・集客のコツやアイデアを紹介したインタビューも記事も掲載予定です。
採用ツール制作に関するご相談や「SHARE」の購読をご希望の方は、ぜひお気軽にご連絡ください。